身体の動きが不自由な人の歩行・立ち上がり・すわる動作を介助するときや、ベッド上での移動や、ベッドから車いすなどへ移る介助をするとき
- とかく介助する人は無理な姿勢になりがちで、身体に負担がかかり、それを何回も繰り返すうちに、腰痛などを起こしてはいませんか?
- また介助される人も、無理な姿勢で動くと身体に痛みを感じますし、急に動かされて怖いと感じることはありませんか?
このような介護は、双方にとりつらい介護で、やさしい介護ではありません。
デンマークをはじめとする北欧諸国では、介助する人も、される人も、心身への負担をできるだけ軽減し、腰痛をはじめとする身体障害を起こさず、ラクに安心して介助する/される方法を30年ほど前に生み出して、介護現場で実践しています。そのため介護で腰痛を起こす人は、まずいません。ですから腰痛予防ベルトを使う必要もありません。
ここで言う「やさしい介護」とは、相手を思いやり、身体に負担をかけず、しかも誰でも簡単に習得できる介護を意味します。
介助する人
デンマークの場合は、「介助する人」は、主に介護施設ケアや在宅ケアを担っている介護スタッフのことを指します。しかし日本では、要介護者をお世話するのは、介護スタッフとは限らず、家族である場合も多いので、一般の方にも、この「やさしい介護」を是非習得していただきたいと願っています。
やさしい介護は、基本的な考え方を理解し、こつを覚えて練習すれば、だれでもできます。
是非あなたもチャレンジしてみてください!